こんにちは、小林れいです。
昨日はIchigoさんの個展を見にいってきました。
うちの記録だと2016年にディスプレイの講座受けてくれてるんだよね（フェリシモさんのオープンクラスかな）そのあと店舗包み師®のラッピング講座も受けてくれて。
（その講座は今「雑貨クリエイターのための売り方見せ方講座」となって実施中）
たぶん、私、全員に言ってるから、Ichigoさんだけに言ってるわけじゃないんだけど、彼女がいつも会うたびに言ってくれるのが
「初めて会った時に作家だから、って思おう」
って私が言ったらしいんですよ。
で、当時、Ichigoさんの中では「自分は主婦」で、「趣味でトールペイントを教えていて」、という感覚だったようなんだけど、
私がヒアリングした限り、当時は雑貨屋さんの店長もしていて（事情ありでたしか無給だったかと）ただ作品はたくさん作っていて
仲間も多くて、すごい素敵な人だったから、
「もう作家って思っちゃおう」
ってアドバイスしたんだよね（覚えてないから、たぶん）
そしたらすなおだから
「作家なんだ！」
帰り道に「私は作家、私は作家」って描きながら帰ったそうなんです。
それから、イベントやアーティストさんと知り合って、強固な仲間もできて、アーティスト活動にいそしんでいます。
私は毎日FB見てるから、4年も前のことだと思わなかったんだけど、そうだ、次男がまだいないときだったから（妊娠中だった）もう4年も前なんだね。
そんな彼女が喫茶店で個展をしています。
私と会った時は、木工に書くトールペイントだったんだけど、筆文字だったり、紙に書いたり、と、作品のテイストと活動の幅を広げています。
でね、私、大阪の第4ビルには実は思い入れがあって。
たぶん計算が間違ってなかったら18年ぶりに行ったんだけど。
東京で仕事辞めて、京都でやり直してた時、仕事がすぐに決まらなくて、派遣でやっていたのが、銀行のクレジットカードの勧誘だったのね。
その勤務先のひとつが第４ビルに入っているみずほ銀行だった。
大阪中のみずほ銀行回ってたから、第4ビルのみずほ銀行もたぶんトータルで4週間くらいしか行ってないと思うし、その仕事がやだったわけじゃないんだけど、
デザイナーになる夢破れて、結局フツーの仕事につくしかないんか、それとももっと頑張るんか、どうするんや、自分、って悶々としていた暗黒時代だから、あんまり思い出したくなかったんだよね～。
だから、正直、第4ビルっていい思い出がなくて、足が向かなくて、だから18年ぶりだったんだけど（笑）
あの頃は本当に絶望してて（就職氷河期だったし、本当に仕事がなかった）
本当のところ30歳くらいで野垂れ死ぬんじゃないかと思っていて（というくらい仕事がなかったし、契約も細切れで先が見えなかった）
男運ないし（だめんずウォーカーだしｗ）
結婚はおろか、どうやって生きていこう、って思ってて
とにかく日々仕事をしながら、自分がしたいことで生きていく術がないのか、模索していて。
そのあとすぐ金融系で契約社員になれたんだけど、やっぱりデザインとか雑貨とかそういう仕事がしたくてね。
成績優秀だったから、社員にも誘われてたんだけど。
モノづくりや雑貨屋の夢が諦められなくて、支店長との面談でもいつも
「いや、私はお店をやりたいんで」
って頑なに断っていて（当時高卒の正社員の先輩が30歳で年収600万くらいだったのにｗ）
雑貨の学校通って、ラッピングの資格取って、仕事辞めて、印刷会社さんに拾われて、リストラされて、もう一回ちゃんと独立して・・・
そこから１６年、よーやったなーｗ
って第4ビルにいたころの自分が今の自分を見たら
「うそ！まじで！」
って絶対言ってるわ。
たぶんね。どんな人でも10年、20年たったら生活環境とか変わっていると思うんだよね。
だからそれを当たり前と思わずに
「うわー、私、すごいじゃん」
って思うといいよ。
昨日ふと、思ったから。
いや、私もね、今の目の前のこと見ていると、
「うわあ、全然進んでねぇ・・・」
って思うんだけど、
第4ビルで泣きそうになりながら、順番待ちしているお客さんにクレジットカード勧めてる頃のこと考えたら、夢のような生活してるよね。
結婚して、お店持って、子供もいて、全国にクライアントさんいて、公庫さんやら、商工会さんからセミナーや専門家としての仕事がきて・・・。
4万5千円の家賃払えるかびくびくしてた時と全然違う。
だから、もし今、不安になっている人は、ずううううっと昔を振り返ってみるといいよー。
３，４年前だったら結構すぐなので、10年以上さかのぼって、その時の自分からしたらめちゃくちゃ変わってると思うから。
がんばれ！
私もがんばる！！
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