ちょっぴり残念だった「デザインあ展」

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こんにちは、小林れいです。

13日の祝日、滋賀の佐川美術館で行われている、「デザインあ展」に行ってきました。

「デザインあ」というのは、NHK Eテレの番組です。

いろんなもののデザインを短い時間で紹介、考察していくもの。

年末から友達が「行ってきた、おもしろい!」と言うので、行ってきたんです。

展示は、じっくり見られれば、すごく面白いものだと思いました。

そう、じっくり見られれば・・・

めちゃ混んでたんですよね・・・はい・・・

で、混んでるのも仕方ないと思うんですが、なんというか、スタッフさんが、すごく残念。

まず、入場券を買う前に「180分待ち」の看板。

え、って怯むじゃないですか。

看板持ちのお姉さんが、「180分待ちですー」と声を張り上げる。

それを無視して券を買おうとする人たちがいると、
「180分待ちですけどいいですか?中に入っても見られない可能性があります。展示によっては見られないものがありますが、大丈夫ですか?」

としつこく言ってくる。

ので、そこで半分くらいの人が諦める・・・

でもせっかく来たんだし、と、すぐ横(50㎝くらいしか離れてない)のところの入場券販売のお姉さんにも

「入っても見られない可能性がありますけど、、、ご了承ください。見られなくても返金などはできませんが?」

としつこく言われる・・・

いや、今、それ聞いたし。

さらに券を買って、もぎりのお姉さんが別にいて(看板のお姉さんとは別な人)、その人に入場券を見せるとまた

「見られない可能性が・・・180分待ちですけど・・・」

もお、ええって!

つーか、半径50㎝くらいしかないところで何いってんの?!

3回聞いたし。

それでもいいって並ぶんやんけ!

って旦那がキレそうだったんで、私が先にキレておきました。

(旦那がキレるとややこしい)

ので、館内に入り並ぶ・・・

旦那と交代で並ぶ・・・

実際・・・

30分も並ばずに入れた・・・

は?

180分待ちってなんのこと?

帰った人、めっちゃかわいそうやん。

そして展示。

確かにすごい人でした。

梅干しの気持ちになる、というのは60分待ち・・・

と言われてたけど、やっぱりこれも30分くらいで体験できた。

そのほかは体験できるものとできないものが入り乱れ、ぐちゃぐちゃ。

決して来場者のマナーが悪かったとはおもわない。

某ショッピングモールに来ているような、走り回ったり、金髪・ヤンキー、傍若無人で子供野放し、みたいな人は皆無。

どちらかというと、皆、美術館という場所柄か、知的な感じに見えたし、服とかおしゃれ、ハイソなかんじの人が多かった。

TPOわきまえてるってかんじ。

もちろん子供は喜んではしゃいでるけど、それでも電車とかショッピングモールで走り回っているようなガキじゃなくて、純粋にアートや体験を楽しんでいる、いい子だと思った。

残念だったのは、「お手を触れないでください」っていうものが、丁度子供の目の高さで、触れられる状態に設置されていたんだよね。

もう、触ってくださいとばかりに。

触ったらダメマークはたしかにある。

でも端と端にしかなくて。。。真ん中から見たら、、、、触るだろ。

けど、これは大人でも触りたくなるよ・・・

触ったらダメなら、それこそデザインの力で、触りたくても触れない(もしくはさわらない)ようにできなかったのかな。

皮肉なもので、「デザインあ」のコンテンツの中に、美術館で絵を見る人が、混雑して見れない

デザイン(動線)の力で見やすくなる

っていうのがあるんだよ。

それ、できなかったのかな?って。

第一展示室もカオス。

なにが触ってよくて、なにがだめなのか。

もちろんもうすぐ3歳になる息子でもわからないし、小2の息子も戸惑ってた。

「紋」体験のところも激込みで見ることすらできない。

体験しようにもどこに並んでいいのかわからない。

「ねじ」のところも、入り口すぐ横から並ぼうとすると、ロープなど整理するものもなく

「奥からならんでくださーい」

と激ギレされる。

梅干し体験の列も第一展示室からはみだして、それを避けようと歩くと

「端によってください!」

って怒られる・・・

よけただけなんですけど?

ぶつかっていけばよかった?

並んでる人、なぎ倒していったほうがよかった?

スタッフさんが、「デザインあ」だけの人なのか、佐川美術館の人なのかわからないけど・・・

どこに行っても、ただ歩いているだけでも怒られて、すごく悲しい気持ちになった。

そしてなにより、デザインの力やおもしろさを伝えている番組のはずなのに、全然、会場全体が「デザイン」されていないくて、残念だった。

これから行く人は、平日がおすすめ。

展示内容は休み取ってでも行く価値あると思います。

今後も全国巡回するようなので、ほかの会場ではこの教訓が生かされるといいですね。

普段店舗レイアウトで動線をしぬほど考えている私、デザインあ、の人たちだって考えてなかったわけじゃないと思うけど・・・予想外の混雑だったのかもしれません。

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