小売店コンサルタントの小林れいです。
一昨日は店舗出張で研修依頼のお店に行ってきました。
基本の流れはこんな感じ
・現状の不満なところ、理想の状態を1人一言ずつ言って貰う
(30分くらい)
・テーマになる内容を私からお話し。
・実際に変えてみる
というかんじです。
最初に言って貰う不満な状態とは、基本売上を上げたいというのは当たり前のことなので、それ以外で
「棚の中が暗いからライトが欲しい」
「ラス1になった食器の置き方が分からない」
というような具体的なことから
「お客様の滞在時間を長くしたい」
「パッと見て入店せず帰ってしまう人がいるので、入ってきて欲しい」
というようなこともOK。
その後、テーマ(今回は店内動線の話し)に沿って、私から1hほどレクチャー。
基本的には教科書的な、一般的なディスプレイの成り立ちはこうだよ、という話しなのですが、その中でも個々のお店でケースバイケースなので、できるだけ、
「このお店だったらこうだよね」とか
「このお店だったらVPはここだよね」
みたいな、具体的に置き換えられる内容を盛り込みながら話を進めます。
少し休憩を挟んで、最後の1h(実際には30から40分)で、さっき聞いた内容を踏まえて、ディスプレイを変えてもらいます。
今回は10人以上参加だったので、3チームに分かれて、3つのエリアに手を入れました。
テーマが動線だったので、細かい商品の置き方は説明しませんでしたが、話の中で、もっと立体感があったらいいよね、とか、お客様の視線はここで止まるよ、とか、お客様がここまで行きたいと思わせるには、什器の向きはこうだよね~
なんて話しをしたのでとってもスムーズに。
変更してもらっている間、私は3チーム内をうろうろして、個別の質問に答えていきます。
途中、じっと見ていたオーナーとお話しさせてもらったのですが
「あんな短時間で、スタッフ同士が和気藹々と、しかも専門用語と習ったロジックを使いながら作業しているなんで・・・・!普段ならあり得ない!」
と驚き&感動されていました。
私にご依頼頂くケースとしては、「基礎の基礎を知りたい」というお店がめっちゃ多いです。
どうしてもディスプレイって「センス」って思われてしまって。
センスがある子がやると良くなるけど、センスが悪い子に堂教えていいかわからない。
っていうご相談が多いんですね。
でもディスプレイって、センスじゃないんです。
ほぼ「法則」「公式」。
それも全然難しくないので、普段センスがないって思われているスタッフさんでも、それを知ってしまえば、すぐに素敵なディスプレイが作れるようになるんです。
要は「知らなかっただけ」。
出来る人は、以前のキャリアで習ってきたか、なんとなく、他所の見よう見まねでやってた、ということが多いのです。
センスっていうと天性のもののような気がしますよね。
でも、ディスプレイの9割は、法則や構成のバリエーションを知れば知るほど、誰でも出来るようになる。
それを分かり易い内容でお伝えしています。
今回も仕上がりをオーナーに見ていただき、
「同じ店とは思えない!!」
と驚いていました。
商品点数も棚の中ではほぼ変えず、(ちょっと合わないなーというのは2,3点トレードしたり外したり、というのはありました)もちろん什器はあるものだけを利用。買ってきたりしていませんが^^
あと1時間ほどあれば、お店、全部変えられそうです。
次回うかがうのも楽しみだな~
この春でコンサルタント11年目に入った私。
ラッピング屋さんの顔もありますが、店舗向けのディスプレイ、ラッピングを中心としたコンサルタント、企業研修や指導、アドバイスをしております。
ご興味をお持ちいただいた方は気軽にお問い合わせください。
見せ方で売上アップ!ギフトに選ばれるお店作りがモットーの、店舗ディスプレイ&ラッピングコンサルタント小林れいでした!
→店舗の陳列・ラッピングを見直しませんか?
小売店専門コンサルタント 小林れい
小林れいは商工会議所の推薦を受けた、全国出張対応の中小企業庁認定の専門家。
小林れいをあなたのお店に呼んでアドバイスしてほしい、という場合、中小企業庁(ミラサポ)の専門家派遣や助成金が使え、無料で呼べるケースがあります。ぜひお近くの商工会やよろず支援期機関、普段お付き合いのある金融機関にご相談ください。商工会は会員でなくても大丈夫ですよ!
●集客を頑張っても売れないお店は店舗内のディスプレイがよくないのかも?
あなたのお店に出向いてアドバイスします!
●ラッピングを改善!ギフトに選ばれるお店になるために。
ラッピングのスタッフ・企業研修のご相談はこちら
●写真を3枚送るだけ!あなたのお店の問題点と改善点が今すぐ分かるA4レポート3枚作成
写真で店舗診断
弊社運営ラッピング専門店「つつみ屋ドットコム」
(実店舗:京のつつみ屋小箱)
—–