【伝え方はポジティブに】

先日、京都・向日市商工会からのご依頼で、オオクワ京都昆虫館さんというところに、ディスプレイのアドバイスに行ってきました。

小林、ついに昆虫まで陳列することになりました（ｗ

※お店の写真を撮り忘れたので、上記の写真はフリー画像です。

初回だったのと、2時間のご依頼だったので実際ディスプレイを変更することはなかったのですが、オーナーさん（男性）から

「上手に言われますね。わかりやすいです」

と言われました。

実際にお店番をされているのは奥様で、現状をご説明いただく用お願いしたんですね。

簡単に言うとあちこち、とっちらかっていて、売るテクニックというよりは、整理整頓が出来たら、むしろそれだけでＯＫ、という感じなんですが、ちょっとアドバイスというか、こうしたら良いのでは、と話し始めたら

「通販もやっているし、電話かけながら接客して、梱包もするし、在庫管理もあるし、書類を整理する棚もないし、土は重いから移動できないし・・・エトセトラエトセトラ・・・これらはここに置くしかないんです！！」

というかんじで、「今のままがベストで、変えるなんて考えられない！」ということでした。

ご夫婦でされているお店あるあるで、奥様がお店番をされている場合、私は「自分のテリトリーを荒らしに来た異物（敵）」と見なされることが多く（笑）

そういう反応は慣れてます。

で、私は当たり前ですが、奥様のテリトリーを荒らしに来たわけではなく、困っていることを改善しに来ているので、

・まず、一般的な店舗のディスプレイの決まり（法則）や、売れ易い置き方をバーチャルで説明（イメージしてもらう。店員側の使いやすさは、この時点では置いておく）

・ヒアリングで聞いた不都合な点をどうやったら改善できるか（今回の場合は、複数組入った時にお客様が溜まってしまうので、奥に流したいが、防犯面が心配等）

・実際にどこになにをおいたら良いか

をお話ししています。

その説明を聞いての、冒頭のお褒めの言葉だったのです。

実はオーナーさんは、私と同じようにお店（本業）をしながら、前職を生かした副業（ＩＴ関係の講師、専門家）としても活躍されていて、実際にご自身が専門家（＝私、小林）を頼んだ際、そう感じてくださったそう。

私が心がけているのは、決して否定から入らないことです。

やっぱり、困っているから専門家に依頼しているとはいえ、日々頑張って運営しているお店にダメ出しされると、反発はあると思うんですね。

やっていることはダメ出しをして改善することなんですが（笑）

まず、頑張ってやってきたことを認める。

現状どうしてこうなってしまったのかも、認める。

でもポテンシャル（潜在力）があるのに、それだと引き出せなくてもったいない、ということも説明。

変えれば、日常の運営がもっと楽になりますよ、と具体的にイメージできることをお伝え

と、極力ダメ出しオンリーにならないように、伝えています。

そこが人気の秘密かも（←自分で言うか）

多分お店の接客でも、お客様にネガティブなことを伝えなければいけないときに、伝えるテクニックとして使えると思います♪

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