家族ブラック企業にならないために

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こんにちは!売れるお店作りサポーターの小林れいです。

このブログはギフトに選ばれて、売れるお店作りをするために、陳列(VMD)とラッピングのアドバイスを中心に書いています。

今日のタイトルは家族ブラック企業にならないために、です。

家族ブラック企業とは、夫婦、またはご家族でお店をされていて、

・儲けが少ない(賃金が少ない)

・時間的拘束が長すぎる(仕事とプライベートの区別がない)

・夫婦が上司と部下(または経営者と管理職)のようになってしまい、ギスギスする

という状態です。

もちろん、儲けは少なめ、拘束時間が長くても、ご主人が経営者で奥様がアルバイトを管理する経理や店長でも、仕事が楽しくてとっても幸せ!

という方もいらっしゃると思います。

が、私がディスプレイ相談・出張アドバイスで行くお店はこのパターンの場合、大体不幸です(汗)

不幸ですと言い切ってしまう理由としては、奥様から超絶にご主人の愚痴を聞かされること(笑)

パターンとして、ご主人がパン職人、お菓子職人、革細工職人など、手に職があって、夢をかなえる独立されて、それに巻き込まれている場合。

それまでお勤めで悠々自適(?)に専業主婦をしていた奥様が突然

「俺、店やるから、会社やめるわ。お前も店に立って販売やってな」

と言われたりするパターンです。

もともとパン屋さん(または職人・店舗を経営しているお宅に嫁ぐ場合)は承知の上なのでほとんどトラブルは聞かないのですが、

大体ご主人が勝手に決めちゃった、とか、経費節減のため、人は雇わず奥さんにやらせる、という場合は、奥さんが猛烈に不満を抱えています。

忙しくて儲かっているならまだしも

忙しいのに儲かっていないとか

奥さんがご主人の尻拭いをしているとか

お店優先で子供の行事に参加できない・・・

など、不満を抱えている奥さんの多いこと。

もし家庭内ブラック企業になっているとしたら、

・営業時間を見直す
・週2回定休日を設ける

ことをお勧めします。

私の経験ですが、まず人間は、睡眠時間が少なくなると体調が優れません。

眠い、だるい、気力があがらない、眠ろうと思っても目が覚めてしまう(何か気がかりなことがあって、考えがとまらない)など。

お休みも、定休日がないお店も多いのですが、それって本当に「やっていることがいいこと」なのか?

お客様のため、とか言いますが、本当にお客様のためなのか?

それは営業時間にも言えます。

キツイ・理解していないように聞こえてしまうかもしれませんが、あなたのお店がたかだか週1回、2回休んだところで、お客様は気にしません。

有る程度の都市であれば、他にスーパーもあるし、コンビニもあるし、通販もあります。

よく定休日を○曜日にすると、○○さんがこれなくなる、とか言われちゃうのですが、じゃあ、○○さんが来ない×曜日にしたらいいのです。

×曜日にしたら、××さんがこれなくなる?

いやいや、本当に来たかったら、来ますよ。

たまたまその曜日がお客様に都合がよかっただけ。

じゃあ、○○さんや××さん、毎週来てますか?

何年間毎週来てますか?

来ない週もあったんじゃないですか?

じゃあ○○さんと××さんに来てもらえたら、奥さんと離婚してもいいですか?

奥さんと子供に愛想尽かされて、一人でお店するようになってもいいですか?

まあ、そこまで怖い話しはあまりしませんが・・・

私がディスプレイの出張アドバイスにいくと、大体、

「店舗担当はこいつなんで、教えてやってください」

と奥様を押し付けられます。

当然そんなふうに言われた奥様は気分よくありません。
(ので、私は冷徹に扱われます)

でもヒヤリングをすると、さすが、奥様のほうが店舗に立ってお店を見ているだけはあり、

ここはこうしたほうが良いと思う

ここが使いにくい

ダンナはこれに経費を使えないっていうけどあったほうがいい

など、私がアドバイスする前にたくさんのアイデアをお持ちで、私も「それ言おうと思ってたんですよー!」と意気投合することが多いのです。

別に女性だから感覚が一緒、ではなく、きちんと消費者目線で見れているからなんですね。

で、そのあたりから意気投合して、ご主人が意見を聞いてくれない云々の愚痴と、
「センセイから言うたってください」

という懇願が始まります。

家族ブラック企業にならないためには、

まずは夫婦のコミュニケーションが必要。

それには時間の余裕が必要だし

話し合うにしても心身のゆとりがないと、話し合えません。

たとえ離島で一軒しかないお店であっても、定休日があって、きちんと休息・家族の時間を持って健康的で営業していたほうが、お客様のためになります。

まずは、時間的な余裕をしっかり作ってみてください。

いきなり定休日を増やすのが難しかったら、臨時休業にしてドライブにいくとか。

臨時休業が難しかったらちょっと遅めにお店を開ける、午前中に子供を送り出した後、1時間だけ近所の喫茶店でコーヒーを飲むとか。

きっと、家庭内ブラック企業になるのを回避できると思います。

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オクトさんがパッケージの会社さんなので、主に洋菓子、和菓子、ケーキ屋さんのお話しになりますが、ディスプレイの考え方は同じです。

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今日もお読みくださりありがとうございました。


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小林れいは商工会議所の推薦を受けた、全国出張対応の中小企業庁認定の専門家。
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