自分を大切にすることがお店の繁栄につながる

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こんにちは、もっと売りたいお店のためのサポーター、店舗ディスプレイ&ラッピングコンサルタント小林れいです。

昨夜のブログの反響が大きくて、ちょっとびっくりしています。

ディスプレイの技法など、「お店作り」とは関係ないかもしれませんが、もう少し書きたいことがあるのでお付き合いください。

この出来事があったのは、たった3ヶ月くらいのことです。

以下の思考の転換に至ったのも、ほんと一瞬どん底に落ちて、でも10年後の自分が今の自分にアドバイスするとしたらなんていうかなって思ったときに、

「そんなのどん底でもなんでもねーよ!がはは!」

だったので、絶対大丈夫

人生で言ったら、いや年単位で考えても、ちょっぴりの期間です。

でもそのときはもう、絶望だったし、人生終わった、とも思った。

もしかしたら、すごい借金をしなければいけないかもしれない、とも思った。

けど、ありがたいことに、アルバイトさんのお給料は最後まで滞りなく支払えたし、借金をすることもなかった。

あ、次男の認可外の保育園代は私が支払っていたんだけど、やっぱり高いやん、一か月分だけ辛くて、夫に借りました(笑)

閉店の原因になった子は、最後の給料日(10日)が日曜日で、8日に振り込まれてないって、めちゃくちゃ電話やらメールやらしてきてたけど・・・私はその時すごく冷徹で、そして自暴自棄で、でもこう決めてたんです。

お客様より、スタッフより、家族と自分。

もっと言うと、

家族より、自分

他人に自分のお店をむちゃくちゃにされて(と渦中の時は思っていた。自分の未熟さもあるけど、勝手に休んだスタッフが悪いと思っていた)

2004年に起業した理由は、ショッピングモールで自分がしたラッピングを「ありがとう」といってもらえたのがうれしかったから。

それまでOLしてたときには上司にもお客様にも、怒られるのが「ふつう」で、ありがとうございましたっていうのはいつも自分で。

自分がしたことに対して、お礼を言ってもらえるってすごいなと思って、ラッピングの仕事で行こう、と起業したんですけどね・・・

それから「お客様の笑顔が見たい」ということと、「自分が育てた生徒で、ラッピングの仕事をしたい人に自分のお店で働いてもらいたい」ということが夢になり、そのとおりになりました。

だけど、そこに「家族」と「自分」はいなくて、両方後回しになっていた。

・お客様がいつくるかわからないから、定休日以外は絶対に店を開けておかなければ「ならない」。

・スタッフが辞めたら、ハローワークでも、どんなコネを使ってもスタッフを補填しなければ「ならない」。
なぜならお客様はいつ来るかわからないから。

・売り上げ0の日はスタッフが悪いんじゃなくて、私が悪い。

・売り上げでスタッフの給料を払えなかったら、自分の給料から補填する。

・スタッフが休んだら、自分の予定や家族を犠牲にしても、自分が補填しなければ「ならない」

これを頑なに信じていて、実際に世間の常識だったら、おおむね間違っていないと思います。

が、自分がどんなにがんばっても、お客様からご意見もあるし、スタッフも辞めるし、バックレるし、

あー、結構世間の人って好き放題してるよね。

じゃあ、私、なんで我慢して、自分を犠牲にしているんだろう。

我慢して、犠牲にするのが正しいと思っているからだよね。

でもそれって本当に正しいの?




世間的には、それが正しいのかもしれない。

けど、そのときの私は

それが正しくないと思ったのです。

私が笑顔でいれなきゃ、ラッピングのお客様も不快になるだろうし

マルイ店に縛られていたころ、どうしてもアルバイトさんがいなくて、私が補填して、何回もやんわりセミナー講師や講演を断ったんですが、

「それでも小林さんに講師に来てほしいんです」

と待っててくれる人がいて、「ぜひ小林さんに」と言ってくださっているのに、なんで私がスタッフの補填をして、毎日消耗して、ありがたい申し出をことわっているんだろうとか、いろいろ考えていて。

土日やGWも子守をさせられてぐったり&イライラする夫を見て、家庭でも安らげなくて。

「もう勘弁してよ」

って夫にキレられるのも、ある意味自分のせいっていうか。

全部、私が私を大切にしてないからじゃない?

本当に来るかこないかわからないお客様や、休んだりやめたりするスタッフに気を使って消耗している自分が正しいのか?それは家族を犠牲にしてまですることなのか?と思ったときに

絶対に正しくない

と思ったのです。

結局、本店のほうでもそういう雰囲気を察して(?)その時点で一番長かったアルバイトさんも自ら退職を申し出られ(まあ、この人も裏でいろいろ文句言ってたのは知っているのでいいんです)、ひとりだけ、すごくいい子で継続してほしいなとは思っていたアルバイトさんがいたのですが、どうしても売り上げを作れない子だったので(彼女に任せてから前年度の売り上げの1/3になってしまい、その事情を話して二人でがんばったけど無理だったので)、退職勧告させてもらい、最終的に基本的には、自分で、講師業もして、お店も回して、どうしてもお願いしたいときだけ、知人にお願いしたりしています。

で、当たり前なんですが、

アルバイトさんがいなくなると固定費がなくなり、

マルイ店に縛られることがなくなってから自由に動けるようになったので、単価の大きい仕事も入れられるし、

私が睡眠と家族と休みと自分の給料を確保することによって(笑)笑顔が戻ってきて

子供が風邪を引いたり、風邪をこじらせて入院して、半月お店を休まなければいけなかったときも、子供が具合が悪いのに無理して出勤するより、子供のために休むほうが正しいと判断したので、躊躇なく休みました。
(そしてその時手伝ってくれたSさん、Kさん、ありがとう)

改めて、ありがとうって言ってもらえるようになって、お店の稼働日数は相変わらず少ないんだけど、どうしても必要っていう人は予約して来てくれるし

来るか来ないかわからない人のた
めに、ハローワークや嫌がっている(?)元生徒を無理やり店頭に置いているよりはるかにストレスフリーで、幸せになりました。

そして、そんな状態なので予約があるときはもちろんちゃんと出勤しますが、出張が入れば平気で臨時休業にしちゃうお店ですが、私が笑顔でいれるからお客様も笑顔で、クリスマス前にいい循環ができてよかったです。

基本的には自分の日記みたいなことは書かないんですが、最近あまりに超人扱いされているので、割と人間くさいところもあるんだよーwということで書いてみました(笑)

もちろんお店によって、毎日開けておかなければいけないお店もあるだろうし、アルバイトを簡単に辞めさせられるわけでもないと思うんです。

私も「正しさ」に縛られて、毎日開けておかないとと思っていたし、どんなアルバイトさんにもきっちりお給料を払って雇い続けなければ、という呪縛があったからこそ、悩みに悩みまくって、自分を犠牲にしていました。

でもね、すっごくしんどかったらね、もう一回、自分に問うたらいいんですよ。

・それって本当にしないといけないこと?

・もっといい案はない?

・代わりに頼める人はいない?

など。

自分が思っている正しさって、実は正しくないのかもしれない。

いちばんただしいのはあなたが笑顔でいられることですよ。

とまあ、私も自分のお店を経営しているからこそ、お店の悩み、夫婦の悩み、女性の起業をして続けていく難しさ、夢を追いたい気持ちなどがわかるので、コンサルティングにも生かしています。

見せ方で売上アップ!ギフトに選ばれるお店作りがモットーの、店舗ディスプレイ&ラッピングコンサルタント小林れいでした!

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店舗ディスプレイ&ラッピングコンサルタント 小林れい
小林れいは商工会議所の推薦を受けた、全国出張対応の中小企業庁認定の専門家。
中小企業庁(ミラサポ)の専門家派遣や助成金が使えるケースもあります。ぜひお近くの商工会議所やよろず支援期機関にご相談ください。

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