5月は自分の中でいろいろと考えさせられる時期でした。

実は雑貨の売り方見せ方講座の受講生のＡさんという方がオンライン講座に入会直後入院され、休学ということがあったのです。

この講座は4月1日開講でした。

自己紹介などもグループの中で一通り終わり、その9日に胃が痛くて・・・という書き込みを最後にＡさんとの連絡が途絶えました。

オンラインの講座は月に通常４３２０円の講座に無料で参加できる機会があるので、無料だしぜひ来てくださいね、というメールを送ったんです。

するとＡさんの娘さんと名乗る方から連絡があり、

「母は入院したので、通学の日にはいけません」

とのことでした。

入院といっても、さまざまありますし（風邪をこじらしたとか、盲腸など、さほど生死に関わらないものから）その時点で（現時点でも）病名や病状が分からなかったので、「わかりました、元気になったらまたお待ちしております」

とだけ伝えました。

受講生とはいえ、Ａさんとはプライベートなお付き合いはないですし、メールなどでもやりとりはしていましたが、病名や病状を聞くほどではないと思ったので敢えてお聞きしませんでした。

私自身も、表には出していませんが体調を崩すことともありますし、彼女も小柄だけどすごくがんばりやさんだから無理しないでほしいなあ、早く退院できるといいなあ、と思ったくらいでした。

5月に入ってから、ご本人に

「体調はどうですか？もし連絡できるようでしたら教えてくださいね。難しいようでしたら回復されて空で結構です」

というメールをしたのですが、再びＡさんの娘さんからの返信で

「母は意識が無い状態です」

「休学など手続きが出来るようでしたらお願いします」

という回答がありました。

・・・ものすごくショックでした。

明るくて元気で、前向きで、身体は小柄で細かったけど、いつもニコニコしているＡさんが、意識が無いってどういうこと？？？

怖いのと悲しいのとで、涙がぽろぽろ出て・・・。

今も信じられないし、信じたくないと思っています。

Ａさんは去年の秋からフェリシモさんのオープンクラスに通ってくださっていて、半年通ったところで、私から学びたい、もっと自分の作品を売りたい！好きな事で収入を得たい！という夢を持って、受講を決意してくださいました。

同じオープンクラスに通っている方にも「一緒に受講しようよ」と熱心に誘ってくれたとか、その方が金銭的な面で受講を検討中という回答をすると「私が貸してあげられたらいいのに」というようなことなど、その人や私を信頼してくれている発言がいっぱいあったと、同期の方々から聞き・・・

胸がいっぱいになりました。

そして、今回の出来事で、本当に人って、いつ何があるのかわからないのだなあと痛感したのです。

人はいつでも明日があるということが当たり前だと思っていますよね。

正直、私も昔は思っていました。

ですが、死と向き合ったこともあり、あー人ってカンタンに死ねちゃうんだ、ということも知りました。

その日から私は、職場が倒産したことも、リストラされたことも、仕事に恵まれなかったことも、「周りのせい」から「自分のせい」だと肝に銘じて

自分の人生は自分で創る

と決意し、生きています。

確かに会社としての長期的展望だったり、子供や家庭の将来も考えていますが、私自身毎日後悔しない生き方をしていると断言できます。

あなたの「当たり前」の毎日も、実は当たり前じゃないんです。

あなたの当たり前にしていることが、病気や事故で当たり前に出来なくなる日が突然来るかもしれません。

その時にあなたは気づくでしょう。

平凡な日々や当たり前の健康が実はかけがえのない幸せだったということに。

だから一人の人間として後悔しない日々を送って欲しいなと思っています。

人生っていつも当たり前にあって、健康が「普通で」毎日がいつもとの繰り返しで退屈だったり辛かったり、平凡だったりして。

「夢」は見ているだけのほうが心地よかったり、夢が叶わないことって誰かのせいだったり（子供がいるから・夫が反対するから）、それって実は自分がチャレンジして失敗して自分の力がなくてかっこ悪いと痛感することが怖いからチャレンジしないだけだったりするんですよね。

でも実は全力投球すれば周りの反対や障害あっけなく叶ってしまうことを知らないだけの人が多くてもったいないなって思います。

ぜんぜんディスプレイやラッピングの話とかけ離れている話ですみません。

Ａさんのこともずっと書くか書かないかで迷っていましたが、もしかすると突然体の自由がきかなくなってやりたかったことが出来なくなってしまうかもしれない、ということを伝えたくて、書きました。

Ａさんは絶対に元気になって戻ってきてくれると信じている私です。

何年でも待ち続けるつもりではいますが、ひょっこり一週間後くらに目が覚めて

「やだー、センセイ、体調悪いの気づいてへんかったわあ！心配かけてゴメンネ」

って笑って電話でもくれるといいなって思ってます。

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