こんにちは!店舗ディスプレイアドバイザー、小林れいです。
先日、日経MJでこんな記事を見つけました。
ご存じの方も多いと思う、イオン系に入っている靴屋さん「アスビー」「グリーンボックス」を展開するジーフットが、昨年全店を対象に初めて陳列コンクールを行ったとのこと。
そこで、2年続けて陳列技術ナンバーワンに輝いたグリーンボックス羽生店の紹介記事です。
通路の回遊時にいかに目を留めてもらい、店内に誘うか、、、というテクニックから、コストをかけずにスタッフが手作りの手芸品で季節感を演出。
手芸品というのは、ともすると稚拙でチープになってしまうこともあるのですが、このお店は写真で見る限りそうではありませんでした。
と言う話をすると
「うちはそういうのが得意な人がいないし」
と言われてしまうのですが、最初は稚拙でも下手でもいいんです。
よく出張指導に呼ばれると、高価な什器の購入を検討されていたり、やたらアクリルの台があったり、そんな中、「店で使ってるメモ用紙の裏に家にあった子供が20年前に使ってたサインペンとシャーペンで書きました」みたいなPOPのお店があります。
たまに、じゃなくて「よく」あります(笑)
まずは売れないのは什器のせいじゃないってこと。
簡単に什器を入れて納得せず、もっと試行錯誤をしてみてほしいなあ、というのが私の考え。
ここの方達だって最初からうまかった訳ではないと思うんですよね。
POPの講座をする時も
「私やうちのスタッフセンスないから(もっと簡単に、パソコンのボタン一つで出来ること教えてよ)」
と言う本音が見え隠れする方がいらっしゃいます。
でもセンスって教わるものじゃなくて、磨くもの。
そういう方って講座を聞いたら、簡単に出来るようになる
という妄想で来られていて。
結局講座聞いただけでは何にもならず、絶望して帰られますが(笑)
聞いただけでお店の売上は変わりません。
やっぱり試行錯誤しないと!
私は最低限、こうすれば見栄えがする、という話はしますが、多種多様なお店が参加する講座で、全部のお店にぴったりな手法なんて言えません。
それこそイオン系に入っているお店と、個人でされている路面店と、繁華街の百貨店のお店、、、違いますからね!
私はセンスというのは、最低限のルールを知っていれば磨けるし、それなりのことが出来ると思っています。
センスがないのではなく、ルールを知らない人が多いんですね。
冒頭の例だとPOPはメモ用紙の裏じゃなくて、かすれたサインペンやシャーペンで書かない、など。
適した筆記用具、適した紙、それに書く内容にもルールがあり、それを守れば、センスがないと言っていた人でも素敵なPOPが書けます。
私の講座では、什器講座からWeb講座までルールやシーンとバリエーションの例をお伝えします。(Web講座は来年開講を目指して準備中)
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