その陳列、目的と連動してますか?

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こんにちは、もっと売りたいお店のためのサポーター、店舗ディスプレイ&ラッピングコンサルタント、小林れいです。

先週からイオンモールに入っているテナントさんのディスプレイコンテストの審査をはじめました。
かれこれ4年目です。毎回6000件くらいの応募があるのでありがたいですね。
ネットで応募された作品が観れます。
システムがすごいなー。
私は二次審査を担当してます。
ひたすらクリックしながら点数をつける。

で、こんなに一度にディスプレイを見ることもなかったので、わくわく。

そして、ほんとーーーに残念なんですが、いいディスプレイって少ないな、と思いました。

POP部門とディスプレイ部門、2000件以上を2週間弱で審査していきます。

上位○位まで、にコメントもつけてください、ということなんですが、全部につけたいよ!

というか点数が低い人にほど、アドバイスをしたい!

特に応募に際して、課題との連動について理解されていない方が多すぎる~

・課題が「入店して欲しい」なのに、肝心の応募作品(ディスプレイ)は店内の奥の方で、しかも商品メーカーさんのポスターを貼っただけ

・課題が「リピーターを増やしたい」なのに、商品の説明をしているだけ

・課題が「バリエーションがたくさんある」ことを知って欲しいのに、商品の価格がサイズごとにかいてあるだけ

ディスプレイの仕方もPOPの書き方も

「何を目的とするか」

で、ぜんぜん変わってきます。

おおお、こういう基礎的なことを知らない人も多いのか!ということで愕然とします。

写真の撮り方でごまかそうとしているところも見抜きますし、ちゃんと引きとアップで撮っている人は分かり易くていいですね。

そして、うまい。

とあるカフェでは「リピーターを増やしたい」

ということでコーヒーチケットの販売とPRをされていました。

これはばっちり目的と連動していますね。

コーヒーチケットがあれば、違うお店よりまたここに来よう!と思ってもらいやすいですから。

リピーターを増やしたい、という課題なのに、サンドイッチおいしいです、だと、ちょっと弱いかなと思います。

もちろん、サンドイッチを食べて、美味しいと思ってもらってまたきてもらえる可能性もありますけど。

・・・という、ことで、ディスプレイって、ほんとちょっとの差だったり、ズレで、伝えたいことやしたいことが変わってきます。

あなたのお店では、あなたの伝えたいことがちゃんと表現できているでしょうか?