プランが良くても売れなきゃ意味がない | 株式会社クリエイティブコバコ

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こんにちは、見せ方で売上アップ！ギフトに選ばれるお店作りがモットーの、店舗ディスプレイ&ラッピングコンサルタント小林れいです。

さて、もう帰りの新幹線なのですが、沢山の方に関われた濃厚な2日間でした。

今日のクライアントさんは、オリジナル商品を開発された、女性起業家さんで。

ミラサポの専門家派遣

を通じて呼んで下さいました。

※小林れいはミラサポ専門家として登録されているので、ミラサポを通じてご依頼頂くと、報酬や交通費の負担は(店舗オーナーや事業主さんは)0円で指導を受けることが出来ます。

クライアントさんは、都内のビジネスコンテストでも一位入賞という素晴らしい経歴と、素晴らしい商品を持っている方。

最初に作った商品パッケージとブランドイメージが合わないので、やり直してほしいというご依頼でした。

そして事前に頂いた資料は、ビジコンで一位を取っただけあって、素晴らしい「見た目」。

が、お会いする前に資料を読んで、売れない原因が、パッケージもさることながら

1.市場のリサーチ不足

→自分の経験とブログ読者の声だけで商品開発をしてしまったのでは？

2.アプローチするところやターゲットがズレている

→高級路線で百貨店に売りたいというが、商品特性で百貨店に買いに来る人はその商品は探しにはこないのでは？

3.商品特性のアピールポイントがズレている

→困っている人を助ける、というミッションがあるのに、職人が作った、的なところが強調されすぎ

というところが気になりまして、まずそこから話し合いとなりました。

確かに商品は、ご自身の経験から開発され、同様のお困りの方にも喜ばれると思われる素晴らしいもの！

が、開発費を計上すると原価が高くなっちゃうから&パッケージが小ロットでデザイン料がかかったから、高いものを売ってくれる販路が百貨店に売りたい、という希望だったり。

沢山の人が来るから、という理由でハンズやロフトに卸したい、という話で、それに向けたパッケージのご依頼だったんですが、

いやいや、それはちょっとまって、違うんじゃない？とお尋ねしました。

この商品は困っている人が(変な話いくら出してでも)ほしくなる様な商品なのに、原価が高いから高いものを売る百貨店に卸すというのは違うよね。

逆に百貨店に置いても売れなければ即返品だし、自社サイトでも月間何百個と売れなければ、それでいいのでは？ということ。

困っている人はどこに集まるのかな？

○○じゃないですか？

というお話しをしました。

そこで、結論として、(既に百貨店へのエントリーがせまっているのと、その用意も進んでしまっているので)高級路線でいく商品と、困っている人向けの実用的な商品の二刀流で展開にすることになりました。

私が開業後サポ
ートする人は、プラン作りが得意な方だったり、数字合わせだったり、資料の作り方が上手かったり、プレゼンにそつがなく、なんなら感動させる話し方だったりして、確かにコンテストで入賞したりします。

(今日の方がそうというわけではないです、私は今回のクライアントさんのビジコンのプレゼンを聞いてないので)

が、現実、お客様に届かなければ意味がないし、プレゼンは所詮妄想と机上の空論、自分がこうだったらいいな、という要素も大いにあるわけです。

(実際にご自身がされていた仕事や経験をベースにしてたらもう少し現実的な数字になると思いますが、こうなってしまうパターンとして、大概異業種からの開業なので)

商品やプランが良くても審査員の人が買ってくれるわけではないので、そこは間違えないでほしいなと思いました。

今日は単発の、元々の依頼がパッケージ、だったので、そこは最終的に解決しました。

が、今後、どなたか相談に乗ってくれる様な人やトータルプロデュースしてくれる人はいないのですか？と聞いたら、いない、とのこと。

正直、ご自身で流浪の民のように無料で使える相談機関に相談しているだけなので、事業全体の流れを見てもらえる人がいなくて大変そうでした。

まー、私はそれのお店版(開業までのサポートと、開業してからのサポート)はしてますが、今回の事例では私がしてあげましょうかというのはちょっと違うと思ったので、名乗りはあげませんでしたが。

パッケージや商標、法人化、、、と無知をいいことに、周りにお金がかかることばかりさせられているように見えて心配になりました。

パッケージや商標、法人化も、確かにハクをつけるうえで、またビジネスの本気度を見せるシーンとしては必要だと思いますが、彼女の場合はハードばかり先行して、ソフト(思いをカタチにする)ところがおざなりになっているように見受けられ、、、

とにかく今日強調してきたのは、パッケージはまた変わるかもしれないから、何千というロットで作らないといけないものではなく、既製品をカスタムして、反応を見ること。

出来ることは手作業ですること。(封入やシール貼りなど)

ハードを揃えるより、開発のストーリーや、あなたの経験、想いを伝えること、というお話しをしてきました。

凄く聡明な方だったので、理解してくださったと思ってます。

また良い報告(めっちゃ売れました〜)を待ちたいと思います。

昨日に続き、スタバな私。

新幹線の待ち時間にまた飲んじゃいました。。。

明日からまた通常営業です！

今日もお読みくださりありがとうございました。

見せ方で売上アップ！ギフトに選ばれるお店作りがモットーの、店舗ディスプレイ&ラッピングコンサルタント小林れいでした！

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店舗ディスプレイ＆ラッピングコンサルタント　小林れい
小林れいは商工会議所の推薦を受けた、全国出張対応の専門家。
専門家派遣や助成金が使えるケースもあります。ぜひお近くの商工会議所やよろず支援期機関にご相談ください。

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