こんにちは!店舗ディスプレイアドバイザー、小林れいです。
セミナーなどでいただくのが
「事業計画書っているんですか?」
というご質問。
私の答えですが
「机上の空論だったらいりません!」
です。
私は起業の前後に3つほど起業セミナーを受けました。
民間のもの1つ、公的なもの2つです。
どちらも最終的に「事業計画書」を作るものでした。
しかし、当時私は、その事業についた事もなく(ラッピングコーディネーター、持ち込みラッピングサービス)、というか、業界でもあまり例のない職業だったので、客単価も想像ができない。
ラッピングコーディネーターといっても、カルチャースクールで、一人に対し1000円で教えるか、3000円で教えるか、位の違いしかない世界でした。
でも私がしたかったのが、お客様がプレゼントを持ち込んで、私がラッピングする、という事業。
そんなお店は京都になかったので、自分が思いつく価格とお客様の数を書きました。
3箇所すべてで書いたのは、空想というか、妄想。
一応計算上は整っていましたが(笑)全然リアルじゃない。
ちなみに今見ると笑い話というか爆笑しちゃって、恥ずかしくて公表しにくいですが
1年目→売上1000万円
5年後→売上5億円
5億円の年商ってなかなかフリーランスの女の子がひとりで達成できる金額じゃないです(笑)
(従業員が50人くらいでこのくらい、らしいです)
そういうのも知らなかったんですよね。。。
事業計画書は確かに必要です。
でもそれは事業計画書を作るのが目的ではなく、お客様に商品を提供し、どうやったらお店の必要な経費を払い、自分が稼ぎたい額が稼げるか。
それが大切なんですね!
私の「6ヶ月でお店を作るWEB講座」で、第一期生は今2ヶ月目が終わったところ。
一番喜ばれているのが、2ヶ月目の仕入れ計画です。
よくある起業の講座では、コンセプトや自分の思いのところにとても時間を割く。
でも実務的なところはさらっと終わって(物販、サービス業、飲食店など、来ている人の対象者が広いから)、いきなり事業計画書を書け、という。
そして事業計画を書いて発表して、おしまい、というパターンが多いです。
コンセプトや思いはとっても大切です。
でもそこは1ヶ月目にさらっとやるだけです。
私の添削もあっさり、です。
そして2ヶ月目に、いきなりお金の計算をします。
なぜなら、講座をしている間にも、お金は貯金していかないといけないからです。
講座が進んでいるうちも、当たり前ですが時間は過ぎていきます。
お金は早く貯めるに越したことはないです。
例えば、2ヶ月目に、
「自分の開業には、目標の資金が100万円足りない!貯金のペースを早めなくちゃ」
と気づけるのと、
講座が終わる6ヶ月後に「100万円足りなかった」
と気づいて貯金を増やすのはどちらがいいか・・・わかりますよね。
私の6ヶ月でお店を開くWEB講座では、
小売店=物販
に特化、特に女性に人気の雑貨店を想定しています。
自分の持ちたいお店の広さ、稼ぎたい額から、仕入れの金額を想定します。
例えば、1ヶ月20万円お給料が欲しい、という人が、在庫を20万円分しか持っていなかったら、ぜったいに20万円のお給料は発生しません。
・・・ということが、普通に考えればわかるのですが、開業間近で不動産など必要経費を払ってから、
「あ、仕入れの金額が20万円しか残らなかった」
ということもあるのです。
そういうことにならないように、早くからお金の計算をします^^
コンセプトも大切ですが、お金の計画も大事。
事業計画書は、開業するためにあるのではなく、自分がどのように行動していくかの指針。
ですからテンプレートにただ、帳尻を合わせた空想の事業計画書を書いても意味がありません、
それより必要なのはリアルな計算ですよ!
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