雑貨店のギャラリー化を防ぐ~通り抜けしやすい構造から脱却する

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こんにちは、小売店コンサルタント、小林れいです。

前回は出入り口が2つしかないお店が通り抜けされやすい、というお話しをしました。

しかし出入り口がひとつしかない!という場合も通り抜けされやすいことがあります。
それは
「歩きやすい」「目に留まるものがない」
ということ。

つまり

「お!かわいい」

と思わせることが出来てないのですね。。。残念ながら。

「歩きやすい」ことは重要です。
消防法などもありますから、万一火災や地震などがあった場合、お客様、そして自分自身も速やかに非難出来ないといけませんから、通路は十分に確保しなければいけません。

でもあまりにも「通路」が出来すぎていると、スルーされやすいのも現実です。

私自身、講座のはじめには「動線を意識しましょう」といいますが、それは必ずしも「お客様が歩きやすい道」を作る事ではないのです。

どうやって動いてほしいのか

それは

「ここで立ち止まってほしい」
「じっくり商品を見る」

という場所を作る事なのです。

ギャラリー化してしまう=通り抜けされてしまうお店には、往々にして立ち止まってじっくり商品を見る場所がありません。
これは広さ(狭さ)は関係ないのです。
じっくり見れる場所を作っていますか?

一度チェックしてみましょう。

<じっくり見れる場所>

1.目を引くディスプレイ(ちょっと奇抜・かっこいい・おしゃれ)がある

2.商品を触る事ができる(触ってもいい商品だとわかることが重要)

3.ギフト用などに商品がディスプレイされている

4.色違い・在庫商品など、レジにすぐ持っていける商品がある

5.自分が立ち止まっていても、他のお客様が後ろを通る事が出来る広さがある

個人的には意外と心理的な要素「5」は重要だと思っています。

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